私たちが事業展開する国や地域は変化が激しく、先の不透明さは増しています。
しかし私はむしろこの様な環境だからこそ、21世紀の人類社会の様々な課題に対応し、アミノ酸をベースにサイエンスで価値創造していく食品会社として「確かなグローバル・スペシャリティ・カンパニー」になっていくことは大変やりがいのある仕事だと思っています。
2020年までにグローバル食品メーカーのトップ10入りを実現するためにも、事業構造改革と成長戦略をベースにした現中計の達成に向け、愚直に取り組んでいきます。
今、海外事業は様々な地域で展開していますが、海外コア展開国として位置づけている「Five Stars」のタイ・ブラジル・インドネシア・ベトナム・フィリピンの消費は、まだまだ伸びると考えています。
それに続く国々、例えばアフリカ、中東、南アジア、更には北米、欧州での事業拡大は将来の成長を安定的なものとするために重要な取り組み課題です。
そして、当社事業の原点である日本には最も厳しいお客様がいて、その中で培ったノウハウ・技術・人材は海外でも活用できます。国内で勝ち残れるからこそ海外で戦えるのです。
日本での取り組みもグローバル戦略の一つです。
昨年は米国の冷凍食品の製造・販売会社であるウィンザー・クオリティ・ホールディングス社を買収、今年は味の素ゼネラルフーヅ株式会社の連結子会社化を決めましたが、今後も成長投資に積極的に取り組んでいきます。